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2023/03/07の3
支配者たちの「帝王教育」を想像する
吾狼: エプスタインの話に戻るんですが、アメリカではエプスタインが自殺したと思っている人は少数派で、殺されたんだろうと考える人のほうが圧倒的に多いんです。世論調査でも1対3くらいの開きがあるんですね。
僕も殺されたと思ってますが、だとすれば、それを命じて実行できる組織が存在するということです。
幽大: それはそうだろう。世間ではそういうのを陰謀論と呼んで片づけてしまおうとするが、人類史は大昔からそうした陰謀の連続で綴られてきたわけでな。今に始まったことではないわな。
イシ: エプスタインにしても、彼とのつきあいが深かったゲイツにしても、自己中心というか、ある種の才覚と運で成り上がってきたでしょ。血族関係でああいう特殊な地位を得たわけではないという意味では、一種の「傭兵」だと思うんですよ。ゲームのラスボスではない。
やはりその上にはロスチャイルド家に代表される血族集団がいるんじゃないですかね。
自分たちはなるべく表には出て行かない。背後に隠れて、表舞台ではシュワブやゲイツのような人間を使う。
吾狼: 僕もそう思います。有名人というのはなにかと面倒ですからね。本当の支配者はそういう煩わしさのない快適な人生を送ろうとするでしょう。
イシ: となると、その血族集団は、結束を固めるために、子供には帝王教育のようなものをしていると思うんだ。私としては、その内容に興味があるなあ。
幽大: 帝王教育か。なるほど。しかし、ろくなものではないだろうな。人を人と思わぬ、とでもいうか、自分たちとその他大勢は、同じ人間の姿形をしていても、まったく違う存在なのだという意識を植えつけることから始めるだろうな。
イシ: その通りです。まずはそこからでしょうね。
昔はそれが階級社会や主君関係の維持という意識からだったと思いますが、21世紀の今は、もっと根本的に違う意識になっていると思うんです。
幽大: ほう、どんな意識かな。
イシ: IT技術と密着した世界観、とでも言えばいいですかね。
基本としては、自分たち以外のすべての人間は「労働力」にすぎない。企業の経営と同じで、従業員が増えすぎて人件費が経営を圧迫すれば解雇する。そうした感覚で人口削減も行う。
資源や原材料の調達を安価かつ独占的に行うためには詐欺的手法を駆使する。そもそも
富の概念を仮想化して、何もないところに富を生み出す。その方法論は案外単純なものだけれど、一般庶民には分からない。
世界はこんなに簡単に操れるのだということを、子供のときから教える、ということだと思います。
ただ、そのための最も効果的な方法が今ならある。それがデジタル技術や遺伝子工学などのアプローチである、と。
それをさらに突き詰めていくと、自分たち以外の世界は仮想空間でよい。自分たちだけがリアルな世界で快適に生きる住人で、それを支えるインフラとしてのバーチャル世界にその他大勢の人間を放り込んでおく。
吾狼: そうした構造というか現代社会のシステムについて、教えられなくても学んでいったのがゲイツやシュワブだったということですね。エプスタインも、人間をロボット化する生命科学的な方法論に執着していたそうです。
美形の若い女性を集めて、自分の精子で大量の子孫を作る計画を持っていたとか、ノーベル賞生物学者に、自分が死んだ後は脳と性器を切り取って永久保存してほしいと依頼していたとか、とにかく異様な性癖、思考の持ち主だったようです。
幽大: